CT画像による形態解析

この画像は、ナノCTがサンプルに対してXY、XZ、YZの3次元で実施したスキャン断面である。画像中の白い部分は多孔質材料であり、ナノレベルの「独立気泡」構造の壁、あるいはポリエステル骨格を示し、黒い領域は、孔径がマイクロメートルサイズの空洞である。

多孔質材料の断熱原理、すなわち空隙率が高いほど断熱性能が優れるという原理に基づき、我々は、独立気泡構造の断熱性能が連続気泡構造よりも優れており、さらに小孔の断熱性能は大孔を持つ材料よりも優れているという結論を導き出すことができる。